ようこそ、シャルドネの新たな表情を「醸し出す」世界へ
グラスに注ぐと、まず熟した黄桃やカリンのような豊かな果実の香りが立ち上り、続いて金木犀やカモミールを思わせる落ち着いた花のニュアンス、そして「醸し製法」ならではの、ほんのりとした紅茶やドライアプリコット、微かなスパイスの香りが複雑に重なり合います。
口に含めば、シャルドネとは思えないほどの複雑な旨味と、飲んだ後に心地よく続く長い余韻。
酸味は角が取れてまろやかで、白ワインとしてはしっかりとしたボディ(飲みごたえ)も感じられます。エレガントでありながら、ワインの高貴な性格をも表現する、芳醇で洗練された味わいです。
「シャルドネ醸し」に込めた想い
従来の白ワインの製法に捉われることなく、シャルドネというぶどう品種が持つポテンシャルを最大限に引き出したい。
その一心で、私たちは赤ワインのように果皮や種も一緒に発酵させる「醸し製法」に挑戦しました。
シャルドネの新たな表情、複雑な旨味と豊かな香り、そして長い余韻を「醸し出す」ことを目指した、特別な一本です。
このユニークな味わいとストーリーを、大切な方への贈り物としてお届けしたいと考え、上質なギフト箱をご用意いたしました。
シャルドネの可能性を、もっと深く、もっと豊かに
「シャルドネの可能性をもっと追求したい」「白ワインの新しいスタイルを提案したい」。そんな醸造家の探求心から、この「シャルドネ醸し」の開発はスタートしました。
特に、日照量豊かで冷涼な気候を持つ山梨県北杜市の高品質なシャルドネ。
そのポテンシャルを最大限に引き出す方法として、私たちは「醸し製法」に着目しました。
しかし、この製法は非常にデリケート。
醸し期間や温度管理を一つ間違えると、えぐみが出たり、酸化してしまったりするリスクと隣り合わせです。
私たちは毎日タンクの様子を細かくチェックし、ぶどうの声に耳を傾け、最適なタイミングを見極めることに全力を注ぎました。
そうしてようやく完成したワインの、複雑な香りと味わいの深さには、チーム一同、大きな感動と達成感を覚えました。
北杜市シャルドネの恵みと「醸し」の魔法
このワインの主役は、2023年に山梨県北杜市で収穫された高品質な「シャルドネ」を100%使用しています。
南アルプスや八ヶ岳を望む北杜市の畑は、標高が高く冷涼で、昼夜の寒暖差が大きいのが特徴です。
この気候と火山灰性の土壌が、シャルドネにキリっとしたミネラル感と、凝縮しながらもエレガントな果実味を与えてくれます。
私たちは、この素晴らしいシャルドネの魅力をさらに引き出すため、あえて「醸し製法」を選びました。
果皮や種に含まれる旨味や香り、ほんのりとした渋みがワインに溶け出すことで、通常のフレッシュ&フルーティなシャルドネとは一線を画す、複雑で奥行きのある味わいが生まれるのです。
まさに、北杜市のテロワールと私たちの醸造技術が融合した、新しいシャルドネ体験をお届けします。
醸造責任者:西馬 功より
「その土地ならではの個性を最大限に引き出し、飲む人の心に響くワインを」。
この「シャルドネ醸し」では、伝統的な白ワインの製法に敬意を払いつつも、新しい可能性に挑戦する面白さを追求しました。
ぶどうの個性を信じ、その声を聴きながら丁寧に「醸し出す」ことを心がけています。手間暇を惜しまず造り上げたこの特別な一本が、皆様の大切な方への贈り物となり、心に残る時間のお手伝いができれば、これ以上の喜びはありません。
プロが語る、このワインの魅力
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香り:グラスからは、まず熟した黄桃やカリンのような芳醇な果実香が豊かに広がります。続いて、金木犀やカモミールを思わせる落ち着いたフローラルなニュアンス、そして醸し由来の紅茶、ドライアプリコット、ほのかな白胡椒のようなスパイス香が複雑に絡み合い、非常に多層的でエレガントなアロマを形成しています。
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味わい:口に含むと、まず感じるのはそのしっかりとしたボディと、角が取れてまろやかな酸味。果皮由来の複雑な旨味と、ほんのりとしたタンニンが味わいに奥行きを与え、飲んだ後に口の中に残る余韻は驚くほど長く、満足感に満たされます。
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色合い:通常のシャルドネよりもやや濃い、輝きのある黄金色。醸しによる成分の抽出を感じさせます。
もっと美味しく!ソムリエのおすすめ
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温度:通常の白ワインより少し高めの12~14℃くらいがおすすめです。香りがより豊かに開き、複雑な味わいのボリューム感を存分に楽しめます。
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グラス:ボウルがやや大きめの白ワイングラスか、小ぶりなブルゴーニュグラスが良いでしょう。多層的なアロマをしっかりと捉え、味わいの変化も楽しめます。
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デキャンタージュ:基本的には不要ですが、開けたてで少し硬さを感じる場合は、グラスの中で少し時間を置いたり、軽くスワリングしたりすると香りが開いてきます。
品名 |
シャルドネ醸し 白ワイン 2023 |
品目 |
果実酒 |
ヴィンテージ |
2023年 |
ぶどう品種 |
シャルドネ(山梨県北杜市産)100% |
内容量 |
720ml |
アルコール分 |
13度 |
味わいタイプ |
やや辛口 |
色 |
やや濃いめの黄金色 |
醸造方法 |
果皮と共に約2週間醸し発酵後、ステンレスタンクにて約6ヶ月熟成 |
生産本数 |
2023年ヴィンテージ 約1,000本(数量限定) |
飲み頃温度 |
12~14℃ |
酸化防止剤 |
亜硫酸塩 |
ワイナリー |
和歌山湯浅ワイナリー |
こんなお料理とご一緒に!
複雑な旨味としっかりとしたボディを持つこの「シャルドネ醸し」は、幅広いお料理とのペアリングが楽しめます。
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和食との意外なマリアージュ:
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まぐろの刺身(赤身)(ワインの程よいタンニンと旨味が、マグロの鉄分や旨味と調和)
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天ぷら(特に野菜やきのこ類)、鶏肉の塩麹焼き、おでん(出汁の旨味と好相性)
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洋食やアジアン料理とも:
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チキンピカタ、シーフードピザ、生ハムやサラミなどのオードブル
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少しスパイスを使ったエスニック料理(タイのグリーンカレーなど)
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中華料理(酢豚やエビチリなど)
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チーズと合わせても: ウォッシュタイプのチーズや、熟成したハードタイプのチーズとも良く合います。
大切な方と、このワインを囲んでゆっくりと語り合う時間。そんな特別なシーンにふさわしい一本です。
私たちの故郷、私たちの想い
2019年創業。
私たちは、醤油発祥の地として知られる和歌山県湯浅町にあります。
古くからこの地に根付く「発酵文化」を受け継ぎ、湯浅ならではの、そして和歌山ならではの個性を活かしたワイン造りを目指しています。
和歌山の豊かな気候風土と真摯に向き合い、ぶどうのポテンシャルを最大限に引き出した高品質なワインを、皆様の食卓へお届けすることをお約束します。
山梨・北杜の恵み、シャルドネの理想郷
このワインに使用しているシャルドネは、日本有数のワイン用ぶどう産地である山梨県北杜市で栽培されました。
南アルプスや八ヶ岳を望むこの地は、標高が高く冷涼で、昼夜の寒暖差が大きいのが特徴。この恵まれたテロワールが、ぶどうにゆっくりとした成熟を促し、豊かな酸味と凝縮した果実味、そして複雑なミネラル感を蓄えさせます。
契約農家の方々が丹精込めて育てた高品質なシャルドネが、このワインの素晴らしい味わいの基盤となっています。