醤油に合うワインを造りたい。その想いから生まれたのが「SHOW YOU」。 一口飲めばわかるほどに軽い口あたり。「赤ワイン=濃い味」をイメージして飲むと、ともすれば物足りなさを感じるかもしれません。それでもあえて酸がしっかりして渋みのやわらかい飲み口にこだわったのは、醤油に合うワインを造りたかったからです。
項目 |
詳細 |
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品名 |
SHOW YOU2022 赤ワイン |
品目 |
果実酒(赤ワイン) |
ヴィンテージ |
2022年 |
ぶどう品種 |
北杜の雫(山梨県産)100% |
内容量 |
720ml |
アルコール分 |
12度 |
味わいタイプ |
辛口 / ミディアムボディ |
色 |
深く濃い赤紫色 |
醸造方法 |
ステンレスタンク発酵・熟成 |
生産本数 |
年間約2,000本(数量限定) |
飲み頃温度 |
12~14℃ |
酸化防止剤 |
亜硫酸塩 |
ワイナリー |
和歌山湯浅ワイナリー |
醤油や和食の繊細な味を損なわずに飲むことができます。
酸がしっかりしているので洋食や中華など濃いめの味付けの料理と合わせても、さっぱりとして相性抜群。
ようこそ、「SHOW YOU」が提案する新しい食中酒の世界へ
グラスに注がれた深い赤紫色とは裏腹に、一口飲めば驚くほど軽やかな口あたり。程よい酸味が心地よく、渋みはあくまで柔らか。クランベリーやスグリのような赤い果実を思わせるフレッシュな香りが、醤油の風味や料理の味わいを優しく引き立てます。「赤ワイン=濃い味」というイメージを覆す、日本の食卓のために生まれた新しい赤ワインです。
「SHOW YOU」に込めた想い
「SHOW YOU(ショウユウ)」――その名は、私たちの「醤油に合うワインを造りたい」というストレートな想いから生まれました。日本の食卓に欠かせない調味料「醤油」。その旨味、塩味、香ばしさを邪魔することなく、むしろ互いを高め合うようなワインがあれば、もっと日常的に、もっと自由にワインを楽しんでいただけるはず。そんな新しいマリアージュの世界を、あなたに「見せて(SHOW)」「提案したい(YOU)」という願いを込めています。
「醤油に合う」という、あえての挑戦
「醤油に合うワインを造りたい」。その想いは、日本の食卓に最も身近な調味料とワインの新しい関係性を追求することから始まりました。「赤ワイン=濃い味」という一般的なイメージをあえて覆し、醤油の繊細な風味を活かすためには、軽やかで、酸がしっかりとした、それでいて渋みが柔らかい飲み口が不可欠でした。 主役は、希少な日本固有品種「北杜の雫」。このぶどうが持つ特徴的な酸を、いかに「美味しい酸」として感じていただき、渋みとの絶妙なバランスに仕上げるか。発酵温度や醸し期間など、細部にわたる調整を何度も何度も繰り返しました。ともすれば「物足りない」と捉えられかねない軽やかさを、私たちは「醤油に合うための個性」として、自信を持ってお届けします。
日本の魂「北杜の雫」100%の魅力
この「SHOW YOU」は、山梨県産の希少なぶどう品種「北杜の雫」を100%使用しています。赤ワイン品種の女王「カベルネ・ソーヴィニヨン」と、日本の山ぶどう「行者の水」の交配により生まれた、まさに日本独自の品種です。 「北杜の雫」は、カベルネ・ソーヴィニヨン由来のしっかりとした骨格と、山ぶどう「行者の水」譲りの野性味あふれるベリー系の香り、そして何よりも特徴的な生き生きとした酸味を併せ持っています。私たちは、この品種の個性をストレートに表現するために、あえて単一品種で醸造。特に、そのフレッシュなベリー系の香りと、料理を引き立てる綺麗な酸を前面に出すことを目指しました。ステンレスタンクでの発酵・熟成も、樽香をつけず、品種本来のピュアな魅力とテロワールをダイレクトに感じていただくためのこだわりです。
醸造責任者:西馬 功より
日本食をこよなく愛し、長年「日本の食卓に本当に合うワインとは何か」を追求してきました。「SHOW YOU」は、その私なりの答えの一つとして、醤油という日本の味覚の核に挑戦した、非常に思い入れの深いワインです。和歌山湯浅ワイナリーの「正直、丁寧、そして革新」という理念のもと、チーム一丸となって「醤油に合う」というテーマに向き合い、試行錯誤を重ねてきました。このユニークな一本が、皆様の食卓に新しい発見と喜びをもたらすことを願っています。
プロが語る、このワインの魅力
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香り:グラスからは、まずクランベリーやスグリのようなフレッシュで赤い果実の香りが立ち上ります。奥には、北杜の雫特有のやや野性味を帯びたベリーのニュアンスや、ほんのり土っぽさも感じられ、複雑さを与えています。
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味わい:アタックは非常に軽やかで、程よい酸味が口中に心地よく広がります。渋みは柔らかく、スムーズな飲み口。しっかりとした酸が味わいの骨格を形成し、余韻はドライでキレが良いのが特徴です。
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色合い:深く濃い赤紫色。山ぶどう「行者の水」の血を引く「北杜の雫」ならではの力強い色調で、白い紙に一滴垂らすと紫色になるほどです。見た目の濃さと味わいの軽やかさのギャップも魅力の一つ。
もっと美味しく!ソムリエのおすすめ
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温度:赤ワインとしてはやや低めの12~14℃くらいがおすすめです。この温度帯で、酸の爽やかさと軽やかな口あたりがより一層際立ちます。
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グラス:中庸な大きさの万能型グラスか、少し小ぶりなピノ・ノワール用グラスなどが、香りを適度に閉じ込めつつ、軽快な飲み心地を楽しめます。
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デキャンタージュ:基本的に不要です。開けたてのフレッシュさと、時間とともに酸が少し落ち着き、果実の香りがより開いてくる変化をお楽しみください。
こんなお料理とご一緒に!
「SHOW YOU」の真骨頂は、なんといっても「醤油」を使ったお料理との相性の良さ!
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醤油が決め手の和食と:
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お刺身(特にマグロやカツオなど、醤油でいただく赤身魚)
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ブリの照り焼き、肉じゃが、焼き鳥(タレ)、豚の角煮など、醤油ベースの煮物や焼き物
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洋食や中華とも意外な好相性!:
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酢豚や麻婆豆腐、回鍋肉など、油分やしっかりした味付けの中華料理の口の中をさっぱりとさせてくれます。
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トマトソース系のパスタ、ハンバーグ(和風おろし醤油ソースなど)
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その他、新しい発見も!: 少しスパイシーなエスニック料理(ガパオライスなど)や、カマンベールチーズとも、このワインの酸味と軽やかさが意外なマリアージュを見せてくれます。
毎日の和食の食卓をちょっと特別なものにしたい時、友人との食事会で「こんなワインがあるんだよ!」と話題を提供したい時など、様々なシーンでお楽しみください。
ご購入前にご確認ください
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Q. 「北杜の雫」とはどんなぶどうですか? A. 日本独自のぶどう品種で、赤ワイン品種の女王「カベルネ・ソーヴィニヨン」と日本の山ぶどう「行者の水」の交配により生まれました。しっかりとした酸味とベリー系の香りが特徴です。
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Q. なぜステンレスタンクで熟成しているのですか? A. 樽香をつけず、北杜の雫が持つフレッシュなベリー系の果実香、生き生きとした酸、そしてピュアな味わいを最大限に引き出すためです。醤油や和食の繊細な風味を邪魔しない、クリーンなスタイルを目指しました。
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Q. 飲み頃はいつですか?長期熟成できますか? A. リリース直後から美味しく飲めます。軽やかさを楽しむワインなので、若いうち(1~3年以内)にお飲みいただくのがおすすめです。長期熟成を目的とした造りではありません。
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Q. 開栓後はどのくらい持ちますか?保管方法は? A. 開栓後は冷蔵庫で保管し、2~3日以内を目安にお召し上がりください。
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Q. 赤ワインなのに「軽い口あたり」というのはどういうことですか? A. 色調は濃いですが、タンニン(渋み)の抽出を抑え、酸を活かした造りをしているため、口に含んだ時の重たさが少なく、スムーズに飲めるという意味です。
私たちの故郷、私たちの想い
2019年創業。
私たちは、醤油発祥の地として知られる和歌山県湯浅町にあります。
古くからこの地に根付く「発酵文化」を受け継ぎ、湯浅ならではの、そして和歌山ならではの個性を活かしたワイン造りを目指しています。
和歌山の豊かな気候風土と真摯に向き合い、ぶどうのポテンシャルを最大限に引き出した高品質なワインを、皆様の食卓へお届けすることをお約束します。
山梨・北杜の雫、力強い生命力
このワインに使用している「北杜の雫」は、山梨県北杜市で栽培されています。南アルプス甲斐駒ヶ岳の麓に広がるこの地域は、日照時間が日本トップクラスで、昼夜の寒暖差が大きいのが特徴です。この厳しい自然環境が、色濃く、酸もしっかりとした凝縮感のある「北杜の雫」を育みます。契約農家の方々は、この希少品種の栽培に情熱を注いでおり、毎年最高の状態でぶどうを届けてくださいます。